2017-10

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そろそろ冬眠とかしたい

1ヶ月くらい何も考えず毛皮とかにくるまって眠って過ごしたい…。人類そろそろ冬眠とか必要な形態に進化しないか…。こんばんはmacoです。若干睡眠時間が削れてる以外は元気です。


まぁどうせ御本家巡礼のために12時前には寝られないわけですからいいんですけどね!本気で翌朝気持ちよく目覚めたいと思ったら10時くらいにゃ寝ないと足りませんからねこのボディ!
それに睡眠時間足りなくても弊害としては若干テンションが下がったり貧血が起きやすくなったりする程度なので実生活にはあまり問題ありません。人付き合いは難しくなりますが。(主に前者の要因で)(macoさんは寝起きの悪さに定評があります)

しかし最近の御本家のサブキャラパラダイスに、衛士妄想炸裂させるなら今しかないのかなとか思い始めてきています。ハイラさんとか…きちゃうんじゃねーのこれ…。ごくり。
とりあえず直近は表情がたまらん従兄弟ズでしたがね。いやーあのユリリエ様まじたまんないです…あの目と微笑み…。基本好きなキャラは踏みたくなる嗜好の持ち主ですがユリリエ様になら踏まれてもいい…。



しかし二次創作は踏みたい子でいきます。ソーダ味の彼です。
婚約中に主人公側で反転が起こったような状況かな。主人公の一人称は「私」です。


殿下+(←)主人公SS
『かの人の名は』





婚約という名の契約関係を結んだ相手、卓を挟んだ正面に座する相手の顔をちらりと見遣る。自然と寄ってしまう眉根、偶然時間が重なったとはいえ、共に昼食を摂るなんて流れに何故乗ってしまったのだろうと思う。きっと向こうも同じ心境なのだろう、彼の方へ視線を向けたのはこれで四度目だが一度も目が合ったことはない。
俯きがちに、それでも姿勢はすっと正されて、余計な音は一切立たせず食器を扱っている。相変わらず、こういった所ではきちんとした礼法を崩さない男だ。口を開けば人の神経を逆撫でするばかりの悪言雑言ばかりを吐き出すくせに。



「……さっきから、何だ。何をじろじろ見ている」



目は合わないままで、唐突にそう呟かれて私は少しばかり驚愕した。気付いていたのか。
しかしそれでも視線を上げる気配がないというのはつまり意地でもこちらを見る気はないという意思表示なのだろうか、馬鹿らしい男。

随分と不味そうに食べるのだなと思った、そう言ってやったら彼は明らかにむっとした様相で、ようやく顔を上げてこちらをじろりと睨んできた。少し溜飲が下がる。



「田舎者には理解しがたいものなのかもしれんがな、こういった場所においては食事中の礼法というものはまず守られるべき基本中の基本というものだ。その貧相な頭の中に良く刻み付けておけ、こんなことで恥をかかれてはこちらも困る。下らない喧嘩を売る暇があったら自分のその拙い作法を改める努力でもしたらどうだ」



…静かに歯を食いしばった。本当に相変わらず、一言えば十返してくる男だ。
しかし今回ばかりは、言っていることがそこそこ正しいから私は何も噛み付けない。こんなことで評判を落とすのは確かに私にとっても望ましい話ではなかった。

ならば精々言われた通り参考にさせてもらおうか、そう思い意識して不躾な視線を彼に送る。恐らく向こうもそれは感じているのだろうが、見習いという名目がある以上今度は何を咎められるつもりはなかった。



黙っていれば美しいといえないこともないのに、と、本人に聞かれたらそれこそ大舌論に発展しそうなことをひそり思う。
契約を持ち掛けてきた時もそうだ、もしもあれが周りの貴族たちならもっと、私を掌で転がすために褒めそやして持ち上げて心にもない美辞麗句でも並べ立てて。彼も頭は良いのだから、嫌味や皮肉に語彙を費やすくらいならば彼等のそんな手法でも真似ていれば無意味な憎悪など招かなくても済むのに(しかし結局話に乗った私にはそのようなことを思案する資格はないのかもしれなかった)


すうっと通った鼻筋、白い肌に透ける血管の青を見た。
淡い色素の髪と、短くもない睫が眼に落とす影で一層、顔色が太陽を知らぬものに感じられる。それは単なる不健康だとかそういったものとは違って、例えるなら、深窓のといった形容詞が冠されるに適しそうな。
そうだ、そういえば彼は一応女王陛下の一人息子なのだ。よく忘れそうになるが。





陛下の令息。


令息。





銀の匙がその唇に優雅にスープを運ぶところを見つめたところで、私は雷に撃たれたように、唐突に理解した。


そうだ、このひとは王子様なのだ。


あまりにもこちらと同じ土俵に立ってくれるものだから忘れていた、幼い頃の寝物語、遠い見知らぬ彼方のおはなし、きらきらした夢の中の世界でしかまみえることのなかった筈の、そうだ、彼は。





私の、婚約者は。





急速に顔が火照ってゆくのが分かる。見られたら最後、どうした顔が赤いぞとか尋ねられて返答に窮するに違いない、聞かれたくないことは必ず聞いてきてくれる男なのだから。


がたん、と耳障りな音が立つのも構わずに、乱雑に立ち上がった。
タナッセのきょとんとした顔が視界の端に映る。私の行動が突然すぎて、文句をつけることにも頭が回らなかったらしい。

少しでも自分の顔が彼の瞳に映らないように、全速力で後ろを向いて広間を後にするべく走り出した。
タナッセどころか周囲にいた全ての人間からの視線を受けている自信があったが、もうそんなものに構ってもいられなかった。とにかくこの場を脱することだけを考えていた。





(私を利用しようとしている人)


(正面から相対してくれた人)


(美しい人)





(タナッセ)





顔の熱さも止まった息も鼓動がおかしな速さで響いていることも何もかも、この全速力の駆け足のせいにしてしまいたかった。



end
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