2017-10

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グラドネーラは隙がなさすぎる

公式がサービス精神旺盛すぎてそろそろこちらの体力が危険域に達しそうですよ!睡眠不足的な意味で!しかし気力はカンストみたいな!

先日のテエロさんにちゅどんときまして、すれ違いの果てにとか出したりしてたんですが(ヴァイルは最後の〆にとっとこうとか思ってほとんどイベント出してなかった)今度はパパですか…!あれか、殿下と友情深めてこいということか!ついでに陛下とも仲良くなって訪問かましてこいということか!


しかし幸せそうな王夫婦…切ないのう切ないのう…。穏やかな笑顔とか素朴な花とか陛下のちょっと照れたような嬉しそうな表情とかたまんないですね。すいません王夫婦復縁フラグはどこですか。

というかこの二人に限らず、主人公が恋のキューピッドになるストーリーとかないのかなぁと思います。双子仲直りみたいな感じでさ。友情派生的な何かでさ。ヴァイルのアレはある意味キューピッドかもしれませんが誰も救われてない感じがするんでやっぱりプラス感情派生でお願いします。



続きから今までの話の流れガン無視なSSです。タナッセちょっと動かそうと思ったんだけど挫折した。

グレオニー×レハト、護衛就任済でレハトが一人称私で喋ります。時間軸が書きながら良く分からなくなってきたのですが多分「ついてくる気配」は起こってない。
グレオニー×レハトSS
『羽化』





「……レハト様」



唇から零れ出たのは困りきった、自分で予想したより随分と情けない声色の呼び掛けだった。

自分に背を向けて寝台に俯せている小さな寵愛者様は、年相応に全力で拗ねる姿勢を見せておられて先程から全く此方を見てくれない。グレオニーはどうすることもできず、窓の向こうの空を見上げた。
灰色に満たされた天上からは、しとしとと激しくもないが決して弱くもない雨が朝から降り続いている。



「…あの、レハト様」
「………」
「すみません、何か自分に不備があったのでしたら、直接仰って頂けた方が…」
「…………ないの?」
「え?」
「……グレオニーは、残念じゃないの?」



顔は柔らかなクッションにうずめたままなせいでえらく籠った響きになってしまっているけれども(恐らくそれはレハトなりの意地なのだろう)、それでもやっと意思表示をしてくれた。

残念、とは今日の予定のことを指しているのだろうか。
週の頭に告げられた市への誘い。了承した際の花の綻ぶような笑顔にも、昨日など目に見えてわくわくしていたことにも気付いてはいたが、雨一つにこんなにふてくされてしまうほど楽しみにしていたなんて思わなかった。



「…何か、お目当ての商人でも?」
「………」
「それとも何かすぐにご入用のものが?でしたら、城下から取り寄せても…」
「……ばか」
「は?」
「ばかばかばかばか!グレオニーのばか!」
「えっ、うわ、ちょっ…!」



突然起き上がったかと思ったらクッションでぼすぼす叩かれて、グレオニーは慌ててレハトの手首を掴んでその動きを止める。レハトの力で柔らかいクッションをぶつけられてもグレオニーにはダメージらしきものは全く感じられないのだが、話が出来なくなるというのは問題だった。
動きを拘束され、怒りにか頬を紅潮させ、膨れっ面になりながらレハトは不満そうに言を継ぐ。



「叩かせなさい」
「理由くらい聞かせて下さい」
「グレオニーがおばかさんだからいけないの」
「だから俺の何が気に障ったんですか?」
「………」



そう尋ねるとレハトは押し黙り、掴んだままのクッションごとぽふんとグレオニーの腹に寄りかかってまた顔を隠してしまう。
右手の戒めをほどいて落ち着かせるようにしなやかな髪を撫でていたら、ゆるゆると首を振る感触が伝わってきた。ちら、と前髪の隙間から上目遣いがこちらを伺う。



「……違う…。ごめん。ばかなのは私」
「どうなさったんですか?本当に」
「…デート気分で浮かれてたのは私だけだったんだなって、それだけ」



そう呟いて、またふいっとそっぽを向いてしまったレハトの毛先が揺れる。グレオニーの右手は行方を失って、硬直したように空中に留め置かれたままだ。

外部者がひしめき合う、いつ危険に襲われてもおかしくないような中庭。護衛という立場上、グレオニーが警護のことで頭を一杯にしてしまうのも詮無きことだとレハトも頭では分かっていた。
それでも、おおっぴらに二人で出掛けられる休日という事実に心を浮き立たせずにはいられなかった。



それでも、相手にも同じ気持ちでいてほしかった。


なんて。






「……レハト、様…」
「……」
「…あの、…すいません」
「謝らないで。グレオニーは悪くないんだから」
「いや、でも」





了承した際の、花の綻ぶような笑顔。

目に見えて分かるほど、わくわくしていた昨日。

しなやかな髪の奥、そっぽを向いてしまった、きらきらした双眸。





「…やっぱり、すみません」
「どうして」
「俺が貴方の期待を裏切ったのは事実です」
「……」
「…市は中止になりましたけど、中庭へお散歩にでも行きますか?大きな傘持ってきますよ」



グレオニーの言葉に、レハトの肩がぴくりと揺れる。白魚の指がクッションを放して、きゅ、とグレオニーの服の裾を握った。

次いで耳に届いた、それはお情け?と囁く声には静かに首を振る。





「これは俺の我儘です。貴方にはいつも喜んでいてほしいと願う、俺の」





…やっぱり私と出かけたかったとは言ってくれないんだ。

暫くの間の後にそう呟かれて、そういえばその旨を言語化するのを忘れていたと少し慌てる。
しかし顔を上げた、やっと正面から目を合わせることが出来た主はどこか悪戯めいた、そしてひどく美しい色の笑みを浮かべていた。





「いいよ、我儘聞いてあげる。私はグレオニーのご主人様だものね」





まだいとけなさの残る甘やかな、しかし確かに未来の王たり得る凛とした響きを宿した声で、彼の主は嫣然として微笑んだのだった。
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